過払い金請求のデメリット ※デメリットなしは嘘だった!?

過払い請求の消滅時効はいつまで?

過去に消費者金融から利息制限法を超える金利(いわゆる、グレーゾーン金利)で借り入れていたために発生した過払い金に関し、
消費者金融から返還してもらうための「過払い金返還請求」が日本全国で起きています。

 

一般的に過払い金返還請求と言っていますが、法律上は「不当利得返還請求」となります。
そして、この不当利得返還請求権の消滅時効期間は10年となっています。

 

過払い金返還請求権の消滅時効は10年ですが、実は、それがいつから始まるのかが消費者金融との間で争われました。
従来、取引終了時から進行するという「取引終了時説」と、一つ一つの借入に対する返還請求権が完済の時点から10年を経過するごとに順次消滅するという「個別進行説」が対立していました。
しかしながら、平成21年に過払い金返還請求権の消滅時効は取引終了時から進行するという最高裁判決が相次いで出たことにより、現在では「取引終了時説」が定着しています。

 

従って例えば、Aという消費者金融から平成10年に借り入れた債務を平成13年に完済し、新たにAから平成15年に借り入れをして、平成18年に完済したとします。
平成18年に完済した分に関しては、完済から7年しか経過していないので、当然時効は消滅していません。
そして、平成13年に完済した分は12年が経過していますが、Aとの取引が終了してからは7年しか経っていないので、この分に関しても過払い金の返還請求のできることが定説になっています。